「山林や田畑の除染は基本的に無理です」 と、言っていた。
が、わずかでも除染出来たらと、福島県への除染活動へ参入しょうと考えていた。
が、 9月20日、神戸大学大学院の山内知也教授(放射線物理、放射線計測)の報告がある。
http://www.youtube.com/watch?v=x4JWkg3AZS4
http://www.youtube.com/watch?v=EAdaRLzYbco&NR=1
以下は要点。
{9月14日、福島市渡利地区において空間線量の計測を実施。6月の調査で最も高い線量を記録した側溝内堆積物には手が付けられておらず、地表面における空間線量は当時の2倍に上昇。
コンクリートやそれに類する屋根の汚染は「高圧水洗浄」によっても除去できておらず、住宅室内における高い線量の原因になっている。
除染の対象にはされなかった地域の水路や空き地、神社、個人宅地内の庭で高い線量が計測され、最も高い線量は地表で20 μSv/hを記録。
本来の意味での除染はできていない。
降雨の度に近隣の山林から放射性セシウムが流入していると見られる。
「学童保育教室」の建物の中のほうが玄関先よりも線量が高く、また床面より天井に行くほど線量が上がっている。原因は高圧洗浄したはずの屋根。
屋根の直上と庇の下の線量を計測すると屋根の線量がより高くなっており、コンクリート製の瓦の表面に付着した放射性セシウムが室内の線量増強をもたらしていることを確認。
付着、吸着した放射性セシウムは高圧洗浄機では取れないようです。
泥をすくうだけでは何もならない、コンクリート、アスファルトの汚染はそのままで残り、今後も堆積していくだろう。
除染するにはコンクリート、アスファルト、屋根材、側溝を新しくするしかない。
また、原理的に除染は広い範囲でやらないと効果は少ない}
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との報告。
容易には消えぬ ドしつこい巨敵じや。
高圧水洗浄があまり有効でないのは、瓦とかコンクリートとかは微視的な穴が沢山開いていてその穴にセシウムが染み込んでいる。
瓦やコンクリートに食塩水をかけて乾かした後でいくら水で洗ってもなかなか塩分が抜けないのと同じ。一度表面から中に入ったものは抜けない。
草や木の葉の表面にも小さな穴が沢山開いていて、
この中に染み込んだセシウムは出て来おらん。
本当に汚染を除去するには、汚染したものを全て撤去する以外にないのかネ、、。
だが、自分の身体が動く限り、出来ることはやる。
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