槍との対戦
私は胴へ、もと編集者の上田敬氏が脊髄の大手術をした後、長い間、装着していた、ぶ厚いプラスチック製のプロテクターを付けています。
槍を突き出す本多氏は槍先を短く持ってしまっています。
これは槍先を長く持つと、木刀でハジかれた衝撃で左掌から槍柄が、放れてしまいがちなのを
幾度も経験しているからです。
槍には管槍(くだやり)といって、柄へ金属の輪を嵌めて、左掌で金属の輪を握り、中の柄を滑らせつつ右掌で突くという「管流槍術」というものがありますが、
これは対手に強打されるとハジカれて、左掌から槍柄が放れてしまいます。
「管流槍術」は突きの速度はやや速くなるももの、ハジかれれば左掌から離れてしまい、脆いともの言えよう。
総じて槍の突きは遅いもので、刀でハジクのは易きものです。
また、躱しつつ同時に、腕・袈裟などを斬り易いものです。
刀の方が、人体工学上・力学上で、優れていると言えましょう。
また、槍は長ければ長いほど重量も増え
「突き」や「叩き」も遅くなるものです。
ただ槍は、槍襖(やりぶすま)隊など二間 の長さの槍を一列に並列しての集団で突撃すれば、
長物だけに強力な威力を発揮できるものです。
でも、
槍は長くなればなるほどにケラ首を叩かれれば、ハジかれ易くなる
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