死後の霊魂の4っつの考え方のうちの③っつ目で「霊界ステージ遍歴型」です。
この考え方は、②の繰り返し裁判型とも連携しているのですが、霊魂が霊界、または[
永遠の生命]として、この世ではないと処でとどまり、なお、生きるということです。
インドから伝来した考えで、「
六道輪廻」がその代表例です。
比叡山横川の恵心僧都
源信が、985年、多くの仏教経典や論書などから往生極楽に関する文章を 集めた
往生要集( おうじょうようしゅう) でも詳しく書かれています。
輪廻の過程には「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上界」の六道があり、
地獄には金棒を持った、赤鬼、青鬼などが沢山いて、堕ちてきた亡者を、苛め抜きつつ、それぞれの世界で、番卒をつとめています。
なにしろ鬼ですからメチャ強いし、言うことに従わないと鉄棒でブチのめすらしいです。
でも、身体がバラバラにされる激痛でも、一旦死んだ人間ですから、死ぬこともできずに、何万年、何億年と、そこで生き続けなければなりません。
朝から晩までケンカばかりしなければならない修羅界。
年がら年中、腹が減って「めしめし」といつも騒ぐ、餓鬼界。
年がら年中火であぶられて大やけどの苦しさでも死ねることのない焦熱地獄 。
血膿の中に首までどっぷり漬かって浮ういては沈んで暮らさなければならない 血の池地獄。
男が女から、女が男から酷い目にばかり会わされる、色道地獄。
山の全てに針が密生していて、立っても座っても針に刺され痛く、血がにじみっぱなしの、針の山地獄。
真っ暗、氷漬け極寒地獄。
朝から晩まで汗をダクで、石運び、土運び、砂運び等、同じ仕事の繰り返し働く、重労働界等々
、およそ人間の苦しみと思われるものが様々にあるわけです。
天上界を極楽、浄土界、または仏国土、天界などと言ったりします。
しかし、女はどんなに善行を積んだ人間であろうとも、決して仏国土へは行けません。
女は業が深く、カルマが汚れている者なので、魂を磨きあげるような善行を、女として幾代も重ねてこそ、やっとこさ、来世に男に生まれ変わることが出来るというものです。
これを「
変状男子(なんし)」といい、仏国土へ行けるのは善行を積んだ男だけなのです。
チト、コレは、個人的な話となりますが、、私としては、男バッカシの仏国土とか、お浄土ナンカには、行きたくありまへんですナ。
血の池地獄でも、労働地獄でもいいから、やはり、オナゴさんのいらっしゃる世界ヘ、送ってくらはいませ~~~!テナもんですが(^^)
その(9)守護霊、呪縛霊へ続く