正法眼蔵の中の弁道話(心性について))書かれているので、現代語に訳してみます。
弟子が道元禅師に問いました。
「死ぬの、生きるのと、嘆くことのない道があります。」
「それは肉体は滅んでも、霊魂は滅することはないのですから、死は即ち、次の来生への始まりであるという道理です。」
「この考えは、諸々も仏祖(達磨大使や天竺へ渡った、玄奘三蔵などもさす)の教えにかなう、よい悟りでしょうか?」
道元は答えて言います。
「今、そなたが言った見解は先尼外道(バラモン僧)の考えである。」
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[その(19)に続く