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翌日は日曜日でダンナも家にいるが、ニワトリの肉は食べないで、他のものを食べている。 私はもう少し腹を減らすと言って何も食べない。 夕方近くなって腹が減ってきたので「トリを食うよ」と言ったら、奥さんが例の鳥の肉を持って来た。 アカンかった。 また、昨日と同じ、鳥の生きたハラワタの匂いがして、食べる気がおこらなかった。 「ワシもいつからか、都会人になってしまったのやのう、、、、」 「いつ迄も人間本来の、原住民の精神を備えていたいと考えているワシとしたことが、何と情けないことじゃ、、、」 と思いつつ、昨日の残ったカレーなどを食べる有様だった。 夜、帰るときに「ワシ、肉を持って帰るから」というと、奥さんは辛そうに、 「残った肉は、ガラと一緒にみんな生ゴミに捨てたよ、、、、。」 「エエ~~!」とワシ。 「だって、、冷蔵庫に入っている物が、みんな鳥肉の匂いになってしまうよ、、」 と言った。 ワシは愕然として、「このどアホタレが~~!」と、ドナリたかったが、、、、今はもう、後のまつりだ、、、、。 眼を伏せて「、、だからサバいているところを、見に来るなやと言ったのや、、」 とつぶやくだけだった。 「なら鳥ガラスープだけ持って帰る」と言って鍋の中のスープを、ビニール袋にタップリと詰め込み持って、家を出た。 途中で、鳥が大好きな友人のことを思い出し、 その独身男の家に車を止めた。 「これ、料理人が余らせた鳥ガラスープや。うまいぜ~~!」と言ったら、その友人は早速、鍋に移し変えて、一口サジで吸い飲んでから 「ウン、これイケますな(^^)と大いに喜んでくれた。 その夜、帰宅したワシは「堵殺について」いろいろと考えさせられた。 ニワトリを堵殺せねばならない職業の人達は、もしかして鶏肉が嫌いなのではあるまいか、、。 豚や牛を堵殺せねばならない職業の人々も、もしかして、そうなのではあるまいか、、。 動物を沢山殺めなければならない方々の方が、お命を頂いて暮らしていることを知っていて、 どこかで、深い悟りと慈愛の精神を持っていたはずです。 もとより、私のように、そんな甘いことを、考えてばかりはおれないものの 「お命を頂戴して生きている」「生き物へ感謝」 ということを、一番腹に落としているのは、そういう方々であろうと思った。 江戸時代のその昔、皮製品に携わる方々を一段下に見る習俗があったが、 これがとんでもない、見当違いで、愚劣極まる錯覚の歴史であったこと、改めて肝に命じた。 今、私は自分が首をヒネった、鳥たちの顔をしっかりと覚えている。 そして、ごめんなさいと思いつつ、とても愛しく感じている。 「生きる」ということは、「他のお命を頂くこと」これを、改めて三羽の鳥サン達から教えて頂いた。 時に、あれから10日以上経つが、ご夫婦は、まだ鳥肉は食べられないという。 私も恥ずかしながらカミさんへ、しばらく鳥肉は食べさせないで頂戴ませ、と頼んでいる。
by hiratomisinzo
| 2006-09-14 22:22
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Comments(6)
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hiratomisinzo at 2006-09-16 02:45
コメントのT.N.Doctrine氏へ。
{あそこにはあそこなりのパターンがあると思ってます} そうですねえ。 「大阪に宗教者平和の会の主要メンバーで、9条を守る会の世話もされている知人の布教所長がいます」 そういう方々は少ないけれど、全国にいますね。 うれしい方々ですね(^^)
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にくきゅう
at 2006-09-17 12:44
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hiratomisinzo at 2006-09-18 01:29
にくきゅう 氏へ。
ホンマに恥ずかしいです。 不味いわけではないけれども、サバいた時の匂いが鼻に付いて、食傷気分になってしまったのです。 ま、日頃から肉は余り食べないせいもありますが、修行が足りないことは、事実です。 でもこんな修行の機会は、豚などの賭殺場の勤めない限り、なかなかにあるものではありません。 (昔、そんな所へしばらくつと勤めて、豚の死肉を刀で斬らせて貰おうと考えたこともありましたが、、) ところで、今日は夕飯で鳥肉を食べました。 もう、匂いから脱けましたネ(^^)
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流転
at 2006-09-19 23:04
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初めまして、いつも作品を読ましていただいております。
この記事を読んで、劇画家の白土三平先生と故小島剛夕先生のエピソードを思い出しました。 白土先生が小島先生のお宅を訪問された時の事だそうです、白土先生は知り合いの猟師さんから貰った山鳥をお土産にもっていかれて 、玄関で応対に出られた小島先生の奥様に「お土産です」と言って手渡されたそうです。 血まみれの山鳥を手渡された小島先生の奥様は悲鳴を上げてしまわれたとか・・・ 白土先生、ご自分がおできになるので、誰でも羽毛や内臓を除いて「肉」におろす事が出来るとおもっておられたんですね。
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hiratomisinzo at 2006-09-20 01:28
流転 氏へ。
へえ~~!白土三平師はそんな習慣を具えていたのでしたか。 さすがですねえ(^^)。そうありたいものですねえ。 それにしても、貴殿も肉を「おろす」とは、なるほど、サバくでは、なかったですね。 言葉の使い方の勉強になり、有難きことです。
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at 2007-01-23 08:26
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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