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写真の下に処女のいない村とある。 日本のムラ社会の伝統だった「夜這いの風習」について触れたい。 「夜這いの習」についての実態は、明らかになった記録がないが、それはあまりにも 一般的な風習であったため「奇習、珍俗」として特別に記憶、記述される事がなかったといえよう。 若い男が、どこかの15.6歳の娘に「夜這いをかける!と聞くと、現代では「エエ~~!?性犯罪!」となるだろう。 でも当時は昼間から、その男女の目と目での合図公認があったものと、今は亡き古老から聞いた。 若い男は「まじわり」の方法も熟知していた。 ムラの若い衆は13~15歳くらいになると村はずれの「若い衆小屋」などで、村の後家さんなどから「おこもり」と称して、、 女の身体はコレコレこうなっていて、交わりはコレコレこうすると、実施で「性教育」を受けていて、それが成人の儀式の一つだったようだ。 「だから必ずしも「夜這い」で、娘は妊娠しなかったヨ」 「何しろ日が落ちたら、どこもここも暗がりになるので、私のお爺さんの時代では、夜這いは習慣的にあったそうだ」と、 33年前に福岡県出身の古老から聞いた。 「処女のいる村」というのは、どうも、、百年以降のことで、「処女のいない村」というのが、百年以前の伝統的日本だったような気がする。 昭和12年のこの写真の撮影者は近代教育を受けた人なのであろう。 イイ、ワルイを言うつもりはない、道徳や文化は教育によってコロコロと都合変わりすることを言いたい。
by hiratomisinzo
| 2007-07-29 00:46
| 珍しい風景
|
Comments(6)
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大佐藤
at 2007-07-29 16:33
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母系http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%8D%E7%B3%BB%E5%88%B6
母系の事情によるところが大きいのではないでしょうか? 貞操観念は西洋思想と民主主義がもたらしたものだからかもしれません。
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塩川
at 2007-07-31 06:23
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理性の欠如ですね。
性病は流行らなかったのでしょうか?
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立川ママ
at 2007-07-31 07:34
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私も理性の欠如だと思います。
貞操は守るべきでしょう。
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hy
at 2008-09-27 06:08
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その「理性」っていうものが100年前に日本にやってきたわけだから、別に欠如してたわけじゃないでしょ。例えば江戸時代からすれば現代は「理性が欠如」している時代ですよ。禁止されてる牛肉食ってるんだから。
ブログ主のhiratomisinzoさんが言われているとおり、そんな価値観なんぞすぐにコロコロ変わるものなんでしょう。
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くおん
at 2008-10-01 02:14
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母系というのもあるようですが、生活環境の問題が大きかったと思われます。
現在でもネパールの山奥には一妻多夫の村があり、そこでは数人の兄弟が一人の妻を所有する形になっているようですが、それは過酷な自然環境の中で、父親の誰か一人が死んでも子供は兄弟あるいは村全体の子供として誰かが世話をするという形態だそうです。 夜這いの風習もそれに似たようなところがあり、要するにムラ単位で力を合わせなくてはいけない貧しさなどが生み出した風習であると考えればしっくりときます。
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くおん
at 2008-10-01 02:22
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豊かさが生活形態を変えてしまうのは自然というか「いつの間にか」なので、例えばほんの五十年ほど前の日本では「お袋の味」というものは一般的ではありませんでした。家族全員で家事にあたるか、惣菜を買うかお手伝いがいるかしたので、ご飯はお母さんが作るものとも限ってなかったようです。「お袋の味」がいつできたのかは諸説ありますが、長くなるのでここでは書きません。
現代の核家族化も洗濯など重労働を機械が肩代わりできるようになったから成立しているようなものみたいです。 ちなみに夜這いは昭和30年代に岡山あたりで峠を越えてムラにやってきた男たちを迎え撃って人死にが出たということがあって、それから廃れたという話があります。その頃から日本人の生活は豊かになりだしたので、事件がなくても自然となくなっていたかもしれません。
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