経済学者だった
鈴木安蔵自身の人柄、願い、家族との絆のなかでの
憲法草案作成の背景やそこに携わった人々の想い、
情熱が描かれていてる。
誰が悪いとか誰が良いとかでなく、多くの日本人がいろんな方面から関わって創られた憲法であったこと。
GHQの一方的な押しつけではなく、国民が関わってきたことなんだと、ひしひしと伝わってくる「木を植えましょう」で、知っている人が多いと思うが、
正木高志さんが最新の著書で
「日本国憲法は日本国民としてだけでなく地球市民としての憲法だ」
と書いているが、その意味が、この映画でさらに奥行きを感じる。
日本だけの問題ではなく、
この憲法を語り継ぐことは、地球全体の問題である。