2003年3月「英米によるイラク戦争」が始まった当時「
米国への支持」を表明した。
これに対し、コスタリカのフツーの大学生サモラくんが、コスタリカ政府を訴えた。
訴訟方法は国民を守る地区の護民官へ「
憲法と・非武装中立宣言、国連、国際人権規約に違反するから、ホワイトハウスのホームページに掲載されている有志連合のリストから我が国の名を削除するための手続きをとるべきであることを指示する。
イラク戦争の支持は憲法違反である」
とのFAX。
それが弁護士協会や護民官の協力によって最高裁・憲法法廷まで進み、
コスタリカ最高裁は
サモラくんの主張を認める判決を下した。
訴訟費用は、日本円にして十円程度の印紙代のみ。
判決が出るまでわずか1年半。
よってコスタリカ行政府は、米国政府に対して
「
ホワイトハウスのホームページに掲載されている有志連合のリストから我が国の名を削除するための必要手続きをとるべきである」
と告示した。
仕方なくホワイトハウスは、承諾し、ホームページ有志連合のリストから、はずした。
世界にはこんな国もあるという事例。
コスタリカは1948年に世界で初めて憲法で常設の軍隊を廃止した国。
その代わり、約8,000人の警察官により構成され、市民に対する一般的な警察サービスの提供、治安維持、国境警備等の任務に当たっているが、国防を専らの目的とした組織は存在しない。
ただし、警察の半分に当たる4,400人によって組織される「市民警備隊」は、国境警備やゲリラ対策のために対戦車ロケット砲などを装備してはいる。
大統領は任期4年、、再選は禁止。
国会議員も連続再選禁止。
18歳から投票権が与えられる。
軍備を減らして民主主義と人権と「会話」の「
教育」にお金を使っている。
21世紀にこんな国を武力で侵略する国があるのだろうか?
近隣のエクアドルもエルサルバドルなども、コスタリカを模範としているらしい。