5月30日、
{ハリウッド女優シャロン・ストーンさんが中国の四川大地震について
「大地震はチベット弾圧の報いではないか」と発言した。
これに反発した被災地の四川省の成都晩報や北京青年報、羊城晩報(広東省)など各紙とヤフー中国など、約30の中国メディアが、今後のニュースでストーンさんを永久に無視するとの声明を発表した。
そして、女優シャロン・ストーンさんは謝ったというが、、}この「
大地震はチベット弾圧の報い」について考えたい。
まず、シャロンさんは、今回の地震で中国の漢民族よりも、チベットの少数民族の方が多数死亡・被災したことを知らないでいた。
知っていたら言わない。
「
報い」には二つの意味がある。
1、神様が成した、下された罰(報復)
天から成された刑罰(天刑)。
(オーム真理教で言った
ポアと同様の意)
この考えを「
運命論」と言う。
「天災」や、人が創った「悪い境遇は神が与えたもの」で、逆に
人が創った「幸運や、良い境遇は神が与えたもの」と考える宗教文化。
2、インドからやってきた、
因果応報説。
「善因善果」「悪因悪果」で、すべての境遇の原因を、前生(前世)の因縁・カルマ(業)のとする
生まれ変わりの「
宿業論」の宗教文化。
女優シャロンさんは特別に変わったことを言ったわけではなく、心の中にあった
「
自分の本音」を正直に言っただけ。
ダライ・ラマ個人の考え方は判らないが、「チベット仏教」も、生まれ変わりの「宿業論」。
これは、日本人の3分の1以上の人々の頭の中にも「ボンヤリ~~~ッ」っと、内在している考えでもる。
なぜならば、日本の多くの新興宗教が、この考えをこの世の真理だよと、採用している。
阪神大地震の時も実際に、各種の教団の信者さんや幹部さんから
「
被災で死亡した人々は、やはり前世の行いがよろしくなかったのですヨネ」
という言葉を何度でも耳にしたもの。
「
悪気」は少しもない。
私自身も35・6歳まで、苦しい矛盾を感じながらも、業(カルマ)説が頭の隅にあったので、その気持がよく分かる。
「そこ」が問題。
「
霊魂不滅説」の「輪廻転生」「
霊肉二元論教説」を大真面目に教えている実情。
インドから伝来し奈良時代、日本へも「仏教」という名前の船に乗やって来て、
長い歴史を持っている。
またこの「
信仰すれば、死んだ後の来世が結構になれますよ」「
良い境遇に生まれ変わりますよ」という輪廻転生論の、「根本教説」を根幹に、
アレコレと美辞麗句を並べたてて、人として「
当たり前の道」を加えて、説いている。
聞いて、その原理が「真理」だと思い込んで、喜んでいる信者さんも多く、
宗教産業、
教団経営に協力、加担している。
この教説の軸心が、大昔に権益者が創作した「
虚仮」迷信。
「差別世界
肯定 推進」の思想。
「
虚妄」「
妄想」迷信。と言うのだが、
まことに
根の深さには、ウンザリすることがある。=======================