様々な本を読み漁った。その関係の映画も観漁った。
1939年から1941年、ドイツのナチ政権によるユダヤ人絶滅政策(ホロコースト)が、どのような背景から実行されたのか?
この人類史の悲劇に甚大な興味をもったからだった。
キリスト教を国教にした強大なローマ帝国から宗教の違いで、エルサレムの地を追われて世界に放散せねばならなかったユダヤ人に大変同情した。
中世になっても、ヨーロッパ諸国に反ユダヤ主義は広く根付いていて、
ヨーロッパ諸国では、「ユダヤ人狩り」が続く。
現地の治安機関によっても実施され、多数の民間協力者もあって、
財産没収と追放処分が各地で行われた。
ナチズムによるユダヤ人殲滅作戦は、ヨーロッパの多くのキリスト者の協力によっても、約 500万から600万人とか、いわれてい、ホロコーストを最大規模にした。
私はユダヤ人の悲劇に天を仰いで哭いた。でも、ユダヤの「ラビ」がどんなに著述して弁解していようと、教義の裏には
「選民思想」があった。
中世、近現代と、世界の歴史の事象を振り返ってみる。
科学。芸術。
モルモン教、エホバ、統一教会等々、宗教へのユダヤ的アプローチと、
巧妙なビジネス。
ユダヤ人の賢さは、
圧倒的だ。
ヨーロッパ世界の各地で「ユダヤ教」で繋がって連絡を密に、協力し合って暮らすしかなかった祖国無き人々。
「ズル」が着く、賢こさがなければ、生きては来れなかった人々。
総体に「お人善し」の日本人とは大違い。考えが根本から異なる。
多くのユダヤ人が、
木下藤吉郎のような忍耐力と画策、謀略の俊才。
徳川家康に匹敵する読みの深さ。
しかし、秀吉や家康とは違い、キリスト教世界では、裏でヒッソリと潜行するしかなかった。
表面に現れない潜行は、返って力の温存と蓄積。
結果、金融世界で多大な影響を与え得た。
金は力の哲学で政治、教育、新聞社、放送局など、あらゆる情報機関まで、管理操作が可能となった。
世界の経済への支配可能な巨大な存在と成り得た。
グローバル経済への、裏の
「君臨」を果たし得た。
ますます拡大しているビジネス戦略の輪。
グローバル経済が続行するかぎり、世界の隅々にまで、この「君臨」の膨張は
押し止めようもあるまい。
君臨は必ず、財の所有を巡って
カインと
アベルのように、
一族間の反乱をよび、血の抗争を呼ぶ。
この現象は地球にとっても、世界にとっても、ユダヤ人自身にとっても、不幸せなこと。
この現象を押し止めるには、ドイツの経済学者
シルビオ・ゲゼルが提唱したような、各国が「政府通貨」だけでなく、
自場産業、農業製品などの、利子のつかない地域循環型の「
地域通貨」を拡大して行くのも選択の一つだ。