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名匠黒澤明監督の「椿三十郎」の映画の最後の殺陣は当時、観客の意表を突いて、 話題の殺陣となったものだ。 でも武術としては、あの接近戦から仲代達也さんが、抜き討ち上段から三船さんを襲おうなどは、無策の極み、わざわざ斬られに行く 幼稚で 子供ダマシなもので、実際にはありえないこと。 万一、あのような至近距離では、 仲代さん演ずる侍は、鯉口を握った左掌を、瞬間 そのまま前に突き出し、柄頭で相手のミゾオチか、首か、顔面へ打撃する。 または、短い脇差に手をかけつつ、相手の腹か、胸を刺す。 または、相手の大刀の柄を取って刀を引き抜き、即 相手の腹へ刺す。 もとより、椿三十郎としては、この攻撃を防ぐ方法は幾らでもあるが、最良の手段は、左足を一歩・退がりざまに抜き討って、相手の頚動脈へ 刀刃を叩き込む。 三船敏郎さん苦心の 左腕逆抜きも、実は遅いが、総じて実際にはあり得ない殺陣設定である。 映画の「座頭市」は、名優、勝新太郎さんが独特のキャラクターを演じあげて、大変面白く大成功だった。 殺陣も痛快だ。 でも実際には、仕込み杖の逆手握りでは、観客の多くは、人を斬れないことは知っている。 ま、せいぜい切れても顔面の肉だけ。 着物を着た相手の胴体を突くのはOKだが、 逆手握りでは仕込み杖の刃を当て斬っても、衣類と わずかに皮膚を切るだけ。 映画では「ブシュン!ンジュブン!シャクン!」などの音響で斬れた音がハデに入るが、本来、武術としてはまったくあり得ようもない虚構世界ではある。 虚構でも観客さんが楽しめればイイものの、 ボトボチ本物の斬り合いに近い、殺陣があってもよいのではないか。 私が、武術家で武芸考証監督の和希政幸氏に 映画に 迫真の新しい殺陣を期待するのは 以上の理由による。 ------------------------
by hiratomisinzo
| 2008-08-08 23:00
| 剣術
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Comments(9)
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at 2008-08-12 20:19
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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hiratomisinzo at 2008-08-13 14:18
クマソ氏へ。
「左逆手斬り」は容易ですが、そこまで接近したら、柄頭を使うか 脇差か短刀で刺すなど 他の手段が多いわけです。 左手に盾を持った場合は、右帯剣が 便利ですネ。 でも日本の場合、平安末期から 盾を使用した記録はありません。 合戦はまず、両軍からの弓矢の雨・アラレから始まった筈なのに、不思議な現象で、そこに独特な文化が あったとしか思えません。
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くまそ
at 2008-08-16 20:00
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だいぶ昔ですが、ぼくも勝新太郎の「座頭市」見たことがあります。比較的新しいものだと思いますけれど。迫力がありましたね。どこか物悲しい雰囲気も忘れられません。盲目の主人公が、夕陽はどんな色をしているのか?と問いかける場面には胸をつかれました。
迫真の殺陣、確かに期待したいところですが・・・・あまりに真に迫っていると逆に敬遠されてしまうのでは?とも思います。これは本当にありそうだ!という殺陣を見ると、興奮より先に戦慄する観客が多いのではないでしょうか。
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西紀
at 2008-08-18 17:27
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全力で、刀を抜かないよう、争いごとを解決し奔走する気苦労武士の話というのもそれはそれで見たい気もします(笑)。
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hiratomisinzo at 2008-08-18 23:44
西紀氏へ。
>全力で、刀を抜かないよう、争いごとを解決し奔走する気苦労武士の話< それはすごい武士です。柔術なども使わないで、それで「臆病武士」と言われないとすると、 スゴイ武士です。 でも戦乱の時代では武士をやめるしかなく、 また、幕末では坂本龍馬や、山岡鉄舟などの剣客には、その精神がありますが、、。 一切「殺陣」のない時代劇、山本周五郎的ではありますが、、。
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ほむら
at 2008-08-25 12:25
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はじめまして、ほむらです。初めて書き込みさせていただきます。
私は演劇で脚本・演出をやっておりますが、今後時代物などの作品をつくっていきたいと考えております。当然殺陣が出てくると思いますが、これまでの格好いい殺陣というよりも、人と人とが斬りあうこと(その姿など)が格好いいというようなものではなく、人の命を奪うということの重みやその斬りあいのむごさが伝わるような作品を描きたいと思っております。 きっと現代のニーズには合わない作品だとは思いますが、人の命が軽々しく、それも刃物で殺しあうような現代に何か一石投じられる作品にしたいと思います。
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くおん
at 2008-09-15 19:43
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はじめまして。
とみ新蔵先生の作品、いつも面白く読ませていただいております。 この記事の話は私もアマチュアながら書き物などをしているので、とても興味深く読ませていただきました。 「作劇上のリアリティ」というべきでしょうか、ドラマなどではどうしても解りやすい演出が必要になってしまってたようです。音の話などもまさにそうで、「七人の侍」の斬撃音が牛の肉を切り裂いたものを採取したといううわさを聞いて、豚肉を切ってみたものの、綺麗に切れるということは抵抗なく切れているということで、ほとんど音はしなかった、現実の音を採取しても演出にならないと改めて思った…というような演出の人の記事をどこかで読みました。 鈍い斬撃音にリアリティを感じてしまうのは、それだけ「人を切る」ということに「奇麗事ではない」「非常に抵抗がある」と感じているからかも知れませんが、これからの時代にはもう少し「リアル」を重視した演出がでてきてもいいかもしれないと思いました。 そういうわけで私も和希政幸氏の作品には、期待したいと思います。
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くおん
at 2008-09-15 19:45
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あと盾ですが、柳生心眼流で陣笠に鉄板を貼り付けたものを盾のように使ったりとかいうものが伝書か何かにあるそうですが、現実に使われていたのかどうかはよくわかりません。
合戦では篭手で受けるということはよくあったとも聞きますが、果たして盾と呼んでいいものか…義経流では腕で受けるという技法があるようなことを聞き及んでますが。 乱筆乱文、失礼いたしました
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西紀
at 2008-09-30 01:33
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とにもかくにも、兵庫の連載お疲れさまでございます。
ブログの連載も再開楽しみにしております!
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