アフリカ系米国人研究で知られるヘンリー・ルイス・ゲイツ教授。
16日、大学近くにある同教授の自宅のドアをこじ開けようとしている男がいるとの通報があり、
警察官が駆けつけた。
自宅から出てきたゲイツ教授に警察官は、住居侵入の通報があったので調べていると説明。
これに対してゲイツ教授は「なぜだ、私が黒人だからか」とかみついたとされる。
その後もゲイツ教授が、警察官は人種差別主義者だなどとののしるのをやめなかったため、
秩序を乱した疑いなどで手錠・逮捕したとしている。
警察側の報告書では、ゲイツ教授に本人確認を求めたが応じてもらえなかったとしているのに対し、
ゲイツ教授側は警察官に大学の身分証明書と運転免許証を見せたと主張。
逆に、警察官に氏名などを尋ねたが答えてもらえなかったとしている。
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黒人教授の誤認逮捕事件についてオバマ大統領が
「警察は愚かな行為をした」と発言したことから
論議が巻き起こったが、大統領は24日、「自分の発言を後悔している」と述べ、自らの発言が招いた騒動の沈静化に努めた。
ハーバード大の黒人教授、ヘンリー・ルイス・ゲイツ氏が自宅で不法侵入者と間違われて白人警官に逮捕されたことがこの問題の発端。
オバマ氏が警察の誤認逮捕を「愚かな行為」と批判すると、これに猛反発したケンブリッジの警察当局者が24日に記者会見し、誤認逮捕が人種問題に根ざしていると述べたオバマ氏に謝罪を要求。
「ケンブリッジ警察の警官全員に謝るべき」と訴えた。
そのわずか2時間後、誤認逮捕した警官ジェームズ・クローリー巡査部長に電話をかけて、
ケンブリッジ警察、あるいはクローリー巡査部長を非難するような印象を与えたことは残念だったと述べ、「もっと別の言い方ができたはずだった」と伝え話した。
7月25日。
オバマ大統領は「ここまで大きな問題となったのは、人種問題が米国社会でいまだ大きな問題である証だ。
人種問題についてよく理解し、適切な行動を取ってきた警官がいる一方で、警官とアフリカ系米国人社会との間に誤解が見られる場合もある」と述べ
「警察も教授も過剰に反応した」と指摘。
さらにオバマ大統領は、快活な調子で、ゲーツ教授とクローリー巡査部長に、ホワイトハウスに集まって3人でビールを飲みながら語り合おうという内容の話をしたという。
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未だ、ゲーツ氏とクローリー巡査との詳細なヤリトリと
トラブルにの詳細が分かってはいないが、
さすがに、粋でシャレたオバマ氏の対応。
その時の三者のコメントが楽しみだ。