「ドイツや韓国も米軍への費用を出しているから、日本も米軍駐留費用は仕方がないすよね、、」
との言があった。
で、世界の、米軍基地費用との状況を比べてみた。
米国国防省「共同防衛に対する同盟国の貢献」(04年版)
日本が負担している米軍駐留経費(四十六億一千五百万ドル)は、
ドイツ(八億六千二百万ドル)や
韓国(八億五千万ドル)の五倍を超える。
日本を除く米国の同盟・友好国二十四カ国の
米軍駐留経費負担のすべてを合わせても、日本はその一・六倍で、ケタが違う。
米軍駐留経費負担のうち、日本の「思いやり予算」
〇(兵舎、家族住宅、航空機用シェルター、格納庫、貯油施設、管理棟、消防署、食堂、車両整備工場、塗装工場、倉庫、郵便局、育児所、教育施設、販売所、ガソリンスタンド、ソフトボール場、テニスコート、プール、体育館など)
〇光熱費(ガス、電気、上下水道、暖房用の燃料などの費用)
〇(自動車税・高速道路通行料金の減免)
などの「直接支援」で比較すると、
日本(三十四億五千七百万ドル)は
二位の韓国(四億六千五百万ドル)の七倍超。
ドイツ(八百万ドル)の四百三十二倍。
同盟・友好国二十四カ国全部合わせたものの、四・六倍。
在日米軍の居座りには、日本政府が莫大な米軍駐留経費を負担。
米政府の高官は「米軍を本国に置くよりも、日本に置いた方が安上がりだ」と公言。
また、米兵による性犯罪の被害者が216人、米兵により殺害された犠牲者が1084人。
日本は安保条約の「地位協定」によって、泣き寝入り。
まさに「米国の傀儡政権・傀儡国民」だったのでは。
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米政府の(図々しい)考え。
日本では政治家もマスコミも(米軍への支出を)「思いやり予算」というが、我々は“思いやり”のために何千何万の兵士を派遣しているのではない。(米国人が認識しているように日本人も)日本の安定、国際的安定のために使われていることを知って欲しい。
誰もが公平に分担する必要がある。
(ジョン・トーマス・シーファー駐日米国大使
06.3.17アジア調査会月例講演会)