カカオ畑で働きつづけて」
児童労働者とよばれる2億1800万人の子どもたちの
単行本
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子ども(5~17歳)の7人に1人が児童労働をしているという。
学校に通うことも、遊ぶことも許されず、
サッカーボールを縫い続ける5歳の子、
8歳で売春婦にされた子。
気温40度の中で1日中トマトの収穫をする10歳の子。
過酷な奴隷のような労働を強制されている子どもたちがたくさんいる。
特に、カカオやバナナなど換金作物を作る農園に多い。
換金作物は、国際市場の中で安く買い叩かれ、
価格変動も大きく、農民の収入は増えず、
労働条件が低いままにされてしまう。
先進国の人々が、安くコーヒーやチョコレートを食べるために、遊ぶこともできずに
衰弱していく子どもたちが沢山いる。
先進国は、そうした
「子どもたちの命と人生を食べている」。
体もこころも疲れ果てている、そんな子どもたちの
生の声がこの本で紹介されている。
「日本も昔は貧しかった。しかし、こうした国もしっかり努力をすれば、
豊かな生活ができるようになる」
という話もよく聞く。
しかし、それができない状況、途上国に不利な国際貿易の仕組みが
この本でも語られている。
第1章 私たちが出会った子どもたち
第2章 2億1800万人もいる児童労働者
第3章 どうして子どもが働かなければならないの?
第4章 児童労働を禁止しなければならない4つの理由
第5章 インドで起きていること
第6章 企業の社会的責任が問われている
第7章 国際的なきまり、ルールで子どもたちを守る
第8章 声を上げる子どもたち、そして世界が動きだした
第9章 私たちにできること
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