「さようなら原発5万人集会」(集会やパレードには主催者発表で約6万人が参加)で、福島県田村市の原発から25キロ地点の40代の婦人たちと出会った。
婦人は
「以前は原発安全神話だったけれど、4月の「ひまわり作戦」に続いて、今は除染神話の垂れ流しです。
地元では除染業が盛んになっていますが、除染は幾ら行っても、面積の30パーセントしか出来ません。それよりも、避難移動地の確保が重大です」
と、言われていた。
そう思う。
日本列島の70パーセントが森林のように、福島県も70パーセントが森林。
村の家々の庭や周囲の野原や田畑の表土を
全て削って除染したとて、30パーセント。
残りの70パーセントは森林。
森林を伐採して表土を削っては、山崩れが起こり、
水資源の森林までは、除染不可能なもの。
婦人たちは
「子供をはじめ誰にも住みたくはない」 と、言っていた。
福島原発事故は、まだ終わってはいない危険な状況。
ヨーロッパなら、こんな時、30万人参加集会・パレードとなるであろう。
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