放射能が蔓延しており、放射性物質を排出し続ける原子炉そのものが、威圧的に、
福島の人々を脅かし続けている。
「有事」なのだ。
非常事態なのだ。
その延長上で日本列島に汚染が拡がっている。
確実に自然死よりは早い放射能死が待っている。
老人よりは若者が、若者よりは幼児が、幼児よりは胎児が、胎児よりは遺伝子が、
将来にわたって、これら生命が脅かされる。
この見えない、聞こえない、感じない、
エイリアンのような存在の放射性という敵に対して、戦いを挑まねばならない。
その意志と武器は自らが引き出す。
より有効な意志と武器が試される。
その強弱よりは、その
人数である。
日常的な生活の場というよりは、より敵陣近くに攻め込むことである。
一歩でも近い方が良い。
原子炉に一歩近づけば、その恐怖、威圧を感じる。
--------------------------------------------------