「ただ、ボヤーとして何も考えず、何も意識せず、対手の攻撃を躱すこともなくその場で刀を、ただ自分の正中線上を振るだけ」 です。
「実戦剣術」は、現代の多くの人々の「先入観」や「発想」を超えた処にあるようです。1)剣術では、まず青眼の構えは取らない。青眼は二拍子となり遅くなる(武士が刀を抜く時は、
試合ゲームではなく、討ち入る 、討ち入られる、暗殺する、暗殺されるの奇襲で、守りの青眼に構えるイトマもないからだ)
2)剣術では、どんなに速くとも「切返し」の技は通用しない事。
3)剣術では、フエィント技のような「ケレンの技」は通用しない事。
4) 対手は私の面を撃って来るが、私は、「後の先」で、無心で刀を振り、
対手の剣を弾き飛ばしつつ対手の籠手・肩・面を撃っている。
5)先に攻撃する打太刀は、自然八双、上段、右八双、左脇構え、フエッシングのような片手突き。
下段からの切り上げ。中段・下段からの突き、下段からの突きなどです。
互いに剣気を込めて、迫り合う時は「勝負は一瞬」です。逃げる場合は別ですが。 下段からの突きは確かに、私の腹か胸に刀が突き入っているのですが、その寸前に私の刀が対手の腕を斬っていて、ど~も物理的にワケが判らない現象も起こります。
対手の攻撃を躱しもせずに、すべて対手の剣先が前に繰り出されてからの、
「後の先」での対応です。
無心で、刀を、ただ真っ直ぐに振る術は
「合っし撃ち・斬り落とし」の効果で、私はこれを「省エネ剣術」と、称しています。
これは一見約束事の「型稽古」にも、観えるようですが、 違います。
対手がどこから撃ってきても、対応した自由な乱取り稽古でもあります。
真剣での実戦なら、手加減せずに腹で強く撃つので袈裟・腕は切断なわけです。
無心で、ただ、真っ直ぐに振る術の、上を行く術があるとは、、ど~も考えらません?、、、。
私はこれを「不敗の剣」ではないか、、、思っていますが、、、?
但し、打太刀の人は未だ若く、稽古熱心なので、さらに剣先に強靭なネバリが出、撃ち込みも速くなることでしょう。
そうなると、相討ちも起こることでしょう。
剣先の「ネバリの大事」については、以下に動画してます。
http://hiratomi.exblog.jp/18728922/ 私は只、老いて行くだけですが、将来が楽しみな剣客です。
二刀流・薙刀・槍・手裏剣・鎖鎌・杖術・フエッシングなど、他流との交流や立ち合い稽古、大歓迎です。皮袋竹刀での手加減した撃ちや、木刀での寸止め稽古では、
見えて来ない部分のあり、互いの防具を付けて強く打ち合ってこそ、観えて来るものでございます。
武蔵国 西東京市住人 西部新宿線田無駅南 とみ禅士
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