この映像は初め、作りもののトリック映像かな、、、、と思った。
でも顔の象皮病だった「エレファントマン」という映画もあったので、やはり病の一種であることを分別した。
シヨックで不快になる人はクリックしないほうがよいでしょう。
ただ私の場合、大変気の毒には思うが、微塵も不快さは感じない。
何事も決して他人事ではないからだ。
むしろ、この人の心の背景に何か崇高なものが育っているように感じている。
「手の若さから観て、まだ40歳前のようだが、何歳頃からウイルスによる症状が出たのだのだろうか、、。」
「病気がどんどん進展していくなかで、この人は自分に寄せられる他人の目や、心の中をどのように覗き見たことであろうか、、」
「そして症状が重くなるにつれ、自分の心を、どのように乗り越えてきたのだろうか、、、」
このような「象皮病」「混合織病」などと呼称する病にあってこそ、さぞや、はじめて観える世界もあったことだろう、、。
きっと、形の美醜の因われから脱けた世界、俗世を超えた、深厚な境地の中に入っている人だろうと感ずる。
それは治療で顔がもし元通りになっても変わらないだろう。
もう、脱けた世界を観てしまったのだから、、。