ケイン上院議員(72)を破り、圧勝。
白人の年配の女性層の中には「
素性の知れない人には投票出来ない」
といって言っていた人も多かったようだったが、大統領に決定した。
キング牧師が暗殺された40年前には、
白人用のバスや白人用の水道、黒人用の水道などがあって、
酷烈な人種差別があったのに、隔世の感がある。
公約は
「平均年収が25万ドル(約2500万円)を超える世帯への増税と、勤労者世帯および年収7万5000ドル(約740万円)未満の世帯を対象とした減税」
でもネオコン宗教信者と富裕層が反対するからナカナカに難しいことと思う。
「主に失業対策として500億ドル(約5兆円)の緊急経済対策」
「住宅金融専門会社の監督強化」
「2002年にイラク戦争に反対の投票。
1か月に1~2旅団のペースで、16か月かけて2010年半ばまでに米軍を撤退させる」
「一部の部隊はイラクに残し武装勢力の掃討と米国民の保護にあたらせるが、イラク国内に米軍の恒久的な基地を建設することには反対」
すぐにゲンコツを振り回して、武力を行使するブッシュ暴力団体制のペットだった、小泉政権の延長の 麻生総理大臣も、御用評論家達も
イラクへの自衛隊派兵推進態度が、今度の結果でコロリと変更しょう。
どんどん規制緩和でカジノ経済を促進しおったブッシュ、グッバイ。
グッバイ小泉路線。
「2050年までに温暖化ガスの排出量を80%削減することを主張」
「10年以内に中東とベネズエラから輸入する原油を減らし、環境分野で500万人の雇用を創出」
「2015年までに米国のプラグインハイブリッドカーを100万台に」
「全ての米国民が保険でカバーされることを目指す」
「零細企業が全従業員を保険に加入させられるよう税の還付を行う」
映画の「シッコ」のような社会ではヨーロッパ諸国から途上国と笑われるもんネ。
「イランは中東と米国に対する深刻な脅威であるとの認識のもと、条件なしでイランと実務者レベルの交渉から始めることを支持。
核開発とテロ支援の放棄と引き替えに、世界貿易機関への加盟支持や、イランへの投資の促進、国交正常化などを行う」
「基本的にイスラエルを支持だが、
中東和平の妨げになるとしてパレスチナ自治区へのユダヤ人入植を批判。
パレスチナの穏健派を支援する政策を支持」
「国境管理を強化する一方、米国で暮らしている1200万人の不法移民を一定の条件のもとで合法化する」
さらに失業対策として「軽工業製品など」外国からの輸入に頼らないで、
なるたけ国内での生産推進が方針のようだ。
麻生氏と同様、経団連の会長、御手洗氏がオバマ氏の当選でテレビで苦い顔をしていた。
日本の軽工業製品の輸出は減るだろう。
でも輸出で稼いだその税金で、アメリカの国債を買ったり、
米軍の協力へ税金を使ったりしているだけだけど。
国際的に「対話」を重んじるという
第44代・オバマ大統領が暗殺されないことを祈る。