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栗原紀子というジャーナリストが「プレイン・ピープル・アーミッシュの世界」という題名でアメリカのアーミッシュについて、驚いたり、苦労したり、感動したりで現地取材した本がある。 (愛育社発行・定価・2800円) その中の82頁の前半の内容をを紹介しておきたい。 (クリックすれば大きくなります) ![]() アーミシュの人々は自分が他者より目立つのは高慢に陥ると考え、男女の相違はあるが、伝統的な服装で、流行はなく、化粧も一切しない。 ランカスターにおけるアーミシュの子供人口の53%は18歳以下(子供を産む数が多いので) また最新医療を拒絶しているので、65歳以上の人は人口の5%らしい。 アーミッシュの派によっては、高校やそれ以上の教育を受ける若者も、ゴクタマにいるらしいが、多くのアーミッシュにとって、必要以上の学問は、自分を他者よりも優れたものと勘違いする「うぬぼれ」を育てるものと考える。 技術的知識よりも「知恵」を。 競争よりも「共同体の幸せ」「人間の幸せ」を求める。 例えばトウモロコシの最新型の皮剥き機などで、皆でアレコレと 「確かにそれを使えば時間の節約にはなるが、ワシらは皆んなで働くのだ。 手間を省いて何をするっていうのだろう。 ジョキングやエアロビクス精を出すなんて愚かじゃないか」などと相談しつつ、拒否して行くらしい。 便利追求の現代文明を拒絶して、絶対平和主義に生きるアーミッシュは、我々現代文明の「競争大教団サティアン」に多くのことを示唆している。 現代機器文明が地球環境の上でも、多岐にわたりアレコレと厳しい状況の予想をもたらしている こん日であれば、今後必然的に アーミッシュ文化への関心が高まるだろう。 もとより日本がアーミッシュのような暮らしに戻れはしないが、 またプロテスタントのメノー派に改宗しなくとも、自然との調和回復方向への生き方精神は取り戻せるはずだと思う。 日本の場合、世界に何ら恥じることのない「憲法九条」を与党のような「拡大解釈」はしないで、世界へ向かって堂々と護持して、むしろ活躍させ、世界へ輸出する決意で進めば、アーミッシュの人々よりも、世界と地球への貢献度が絶大。 これからの日本民族の矜持と誇りはコレに尽きると思う。 そしてこのことは人類史上、先進国の中で、ニッポン民族が果たせる役割ではないか、と思う。 なお、栗原紀子氏も触れているように、アーミッシュ居住区を「観光地」として、文明人がゾロゾロと物見高く「見物に行く」などは、アーミッシュの人々にとって、とても迷惑なこと。 もってのホカだと考える。 ▲
by hiratomisinzo
| 2008-01-24 00:35
| アーミッシュの文化
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米国で暮らしながら、電燈や虫歯などの麻酔注射なども含めて、現代文明の機器を拒絶した生活をする「アーミッシュの人々」に様々な資料から「幸わせ」があったことを、確認することができた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 2006年10月、ペンシルバニア州のアーミッシュの学校で、5名の女児が外部の暴漢(32歳)に銃で撃たれて死亡した。 10名の子どもたちが並ばされて銃で撃たれそうになった時、最年長のマリアンさん(13歳)が「私から撃ってください」と言って進み出た。 妹のバービーさん(11歳)が「その次は私を」と続いた。 暴漢が撃つつもりのことが分かった時、より小さな子どもたちを助けたい一心で、この言動に出た。 更にその後、アーミッシュの人たちは犯人の家族を訪ね、赦しを表明し、手をさしのべた。 娘を殺された遺族の一部は、自殺した犯人容疑者の家族を、娘の葬儀に招いた。 米国のメディアは「女の子の驚くべき勇気、また暴力をも許し、包み込む生き方に、慈悲の深さは理解を超える」と報道した。 勇気と慈悲のあふれた言動とアーミッシュの人々の対応は、この現代に 大きな光と、道標を与えている。 米国の新聞は「アーミッシュ」の徹底した非暴力主義を「聖書を厳格に解釈し」と説明したが、 ブッシュ政権を支えている「キリスト教原理主義」も「聖書を厳格に解釈し」と評されている。 同じ「厳格」でも、暴力報復主義のキリスト教原理主義とは方向が全く相違する。 聖書の「解釈」はまことには多様、時には正反対の歴史もあったが、 300年前の「植民地獲得競争時代」ににアーミッシュが異端と敵視されて、ヨーロッパで弾圧、迫害され、逃げ回った事情もわかる。 この現代こそ、私も含めて、アーミシュの人々から学ぶことは多いと思う。 ▲
by hiratomisinzo
| 2008-01-19 19:45
| アーミッシュの文化
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アーミッシュの寛容と誇り。 少女たちも、その祖父も、よくぞここまで、イエスさんの精神を継承していると感銘する。 こんなキリスト教宗派もあったのかと思う。 殺された4人の少女と女性教師の死のあとに、マリアンさんとバビーさんの祖父は、かなしみの中から、他の親族に対して 「自分の親族がこのように残酷に命を奪われたが、自分たちの心の中に恨みを抱いてはいけない。 犯人の邪悪と残酷の一面があるかもしれないが、 これを考え続けてはいけない。 なぜなら、それに執着することは自分を苦めるだけだからだ」 と話したという。 暴虐犯の容疑者の妻と子どもが 、マリアンさんの葬式に招かれたというが、これも狂った犯罪者の、妻と子どもの心を、どんなにか救われたことであろう、、。 4人の少女と女性教師の死は、決して無駄にしてはなるまい。 世界の人間に、復讐や、怒りだけでは、この世界には真の和平が得られないとを、示唆した姿である。 合掌。 ▲
by hiratomisinzo
| 2008-01-17 23:16
| アーミッシュの文化
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アーミッシュはアメリカの政治的、社会的な活動には、余り参加せず、手伝いはするが、自ら率先しては行わないとか。 でも募金活動は行う。 立派なキルトを作り、キルトを寄付する。 ![]() 寄付人の目録には名前はリストに載せられるものだが、名前の書かれていないところがあると、それらは大体アーミッシュの人。 自分の名前を出さないのは「自己顕示欲」を嫌い、それが慢心につながるからとか。 慢心は何かと言えば、人間の差別につながるからとか。 彼らは選挙という手段は認めず、グループのリーダーを決めるときは、自分達が推せんする人を集めて、あとは「クジ引き」で行う。 お互いに助け合うというのが基本で、福祉制度とか社会保障制度で助けられるということは、既にお互いに助け合うという人間関係が壊れているという考え方をするらしい。 アーミッシュの住んでいる地帯は食糧事情が良く、新鮮な食料がふんだんに入り、犯罪率も非常に少ない。 ![]() 家に鍵を掛ける発想は長年間無かったが、最近は一部に、鍵を掛ける家が出てきたようだが。 アーミッシュのコミュニティがある近所の人たちにとっては、物価が安く、土地が綺麗の好都合だが、商売にならない。 ![]() 自動車を持っていないのでガソリンスタンドは商売の相手ではないし、地域の経済活動に役立たないというわけ。 また、戦争には行かず、兵役を認めないのは許せない、と言う不満の外部の人もいる。 アーミッシュの人たちは、もち、トラクター等は使わない「良い百姓」になるのが生活目標。 More ▲
by hiratomisinzo
| 2008-01-16 23:53
| アーミッシュの文化
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便利快適を求める器械文明に浸った暮らしの中で、アレがないと、コレがないとソレがないと生活ができないし「幸せではない」と感じていることが多い。 でも目前で高度な機器文明に接しながらも、機器文明を拒否して暮らす人もいる。 ![]() それがアメリカの「アーッミシュ」 以前から、アーミッシュに興味があってPCで調べ、まとめてみた。 アーミッシュはキリスト教再洗礼派に属し、ルターの宗教改革が進むなか、1525年にオランダ再洗礼派のメノー・シモンズがグループをつくって、メノー派とかメノナイトと呼ばれた。 政教一致の国家と教会の分離を主張して、政治的な宣誓にかかわることを拒否し、いかなる権威も偶像も認めず、 「絶対非暴力平和主義」を教義の根幹としている。 これぞまことに、右の頬を打たれたら左の頬を出しなさいの「イエスさんの精神」に近い。 1693年、司教「ヤコブ・アマン」がにメノナイトを離れ、指導力を発揮して、 アマンに従う者たちがふえて行き、これが「アマンの連中」ことアーミッシュ。 「信教の自由」の許されたアメリカ合衆国・ペンシルバニア州やオハイオ州や、その後、カナダのオンタリオ州やセント・ジェイコブス移住。 当時は車も電気もないが、産業革命が伝播して以来、新しい文明スタイルに合わせて行った人々と、「アーミッシュの文明」が次第に明確になってゆく。 ![]() 現在でも、ランプの芯は絹で出来ていて、これにガソリンを気化させて燃やすもので、電灯のように明るいらしい。 どこかで災害や飢饉が起きたときに、 世界のあらゆる地域に救援基金を送るが、その基金を集めるためのセールが定期的に行われている。 アーミッシュのコミュニティというと、閉ざれた環境の中で生活していると想像されるが、実際は、隣の家は普通の家庭(アーミッシュではない)を営んでいて、普通の家の中に点在し、同化している。 アーミッシュの人たちは商売が上手で、こどもの頃からオークションに慣れ、競売によってフェアーな商売をし、需要と供給のバランスがとれた商売をするらしい。 アーミッシュの中でも当然ビジネス感覚の優れた人とそうでない人がいて、大金持ちもいれば貧しい人もいる。 ![]() でも大金持ちと貧しい人の区別は外部からは分からない。皆同じ恰好だから。 グループの中で、うちは金持ちだから豪華な馬車にしよう、ということは出来ない。 馬車は基本的にゴムのタイヤは認められてない。 成人したアーミッシュがコミュニティに残るのは70~80%。 何故残るのかと言へば、一つは非常に居心地が良いからとか。 それは過度な競争がなく、競争をセーブする仕組みになっていて、 例えば、畑は馬で耕す、馬で耕せる畑の能力は自ずから耕地面積が限られてくる。 だから無駄な土地を持っていても仕方がないわけ。 従って、自ずから持てる畑の面積は決まっていて、それだけ後継者に残せる土地の余地が残るという考え方。 アーミッシュは先ず「人間関係を大事にしていくこと」を重視し、基本的に家族、次にコミュニティを大事にすることを考える。 アーミッシュの人々・その(2)へ続く。 ▲
by hiratomisinzo
| 2008-01-16 02:02
| アーミッシュの文化
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